事業承継

この区間は今後の会社の運命を決める上で重要な判断基準や自己概念を再確認する場となります。そのために一度、自社、自己（経営者・後継者）及び経営理念を振り返り、自社と自己を客観的に把握し、事業承継に向かう判断基準を整理して、第２区につなぎます。

この区間は、会社の財務状況と経営者・後継者が向き合う場となります。
今までの決算書等やヒアリングをもとに、表面的な数字のみでは把握しきれない財務状況の実態を洗い出し、リスクなどを整理します。

この区間では、会社の財務数値に基づき、会社の稼ぐ力及びビジネスモデルの持続可能性を評価します。
現状把握の手段として財務指標と呼ばれる会社分析のための指標を用います。また、将来性評価の手段としてビジネスモデルのフレームワークを用います。これらを材料とし、ディスカッションすることで事業の持続可能性を評価します。

後継者が新社長になった後、社長が社員との一体感をもって経営していくことを考える区間です。そのために、自社社員の情報を正確に把握し、現在どんな人材が自社にいるか客観的に把握します。自社の理念や存在意義から必要な社員とはどんな行動をする人かなども考えていただきます。新社長就任後、社員から社長と認めてもらえるか、求心力を発揮していくための作戦を練ります。また同時に、現在の人事制度と報酬体系や組織図が今後経営していく会社の考えにマッチしているかも課題として抽出します。